小児科ブログ

教えて!ファミクリ先生!『暑い夏、乳幼児の水分補給について』

かてgん
横浜FC・山根永遠選手から 『夏場の赤ちゃんの水分補給について』 ご質問いただきました!
上星川ファミリークリニックの小児科専門医がお答えします!!
 
『やはり乳幼児は、大人より熱中症・脱水になりやすいので、暑い夏は特に注意が必要です。
ベビーカーの場合、地面に近いこともあり、アスファルトの照り返しや、ベビーカーで蒸れることもあるので、
当たり前のことですが、いつもよりこまめな水分補給を意識してください。
何を飲ませればよいのか、厳密な基準はありませんが、乳児であれば母乳やミルクなどいつもどおりでよいと思います。
注意していただきたいことは、水分を多く摂らせようとしてお茶や水をたくさん与え過ぎるのは、「低ナトリウム血症」(血液が薄まることにより、血液のナトリウム濃度が異常に低下してしまう状態)などにもなりやすいので、あまり推奨されません。
心配な場合や少し脱水気味の時は、アクアライトORSやアクアライトといった経口補水液も有用です(生後3ヶ月頃から飲めるものもあります)。
 
スタジアムなどの炎天下では水分補給のほかにも、
ときどき屋内に入って涼むこと
おしっこが出ているか、オムツが十分濡れているか確認すること
身体が熱くなりすぎていないか、活気があるかをチェックすること
などに留意して、お子さんの体調に気を配ってあげてください。
 
暑い夏、横浜FCの熱い試合を、子供たちも一緒に楽しみましょう!!』
 
 
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