赤ちゃんの頭蓋変形とは
赤ちゃんの頭が歪む原因は色々あります。多くの場合は妊娠中・出生後の向き癖からくる外因性の変形 (頭位性斜頭、短頭) ですが、稀に病気による変形もあります。 大学病院や小児医療専門病院などにある小児脳神経外科や、頭蓋顔面形成の専門医師でさえも、慎重に検査・診察を行ってから、変性の原因を診断します。 外因性でも病気による場合でも、早期に診断されれば、早期治療を受けることができるため、スムーズに治りやすくなります。しかし、受診が遅れてしまうと手遅れになる恐れがあるため、早期受診は重要です。
症状について
後頭部だけの変形の場合
後頭部だけに起きている軽度の変形でしたら、成長するにつれて自然と目立たなくなります。もし変形が悪化していると感じた際は、できるだけ早く当院へご相談ください。
その他
耳や顔面など後頭部以外の場所にも変形があると、成人してからも変形が残ってしまうリスクがあります。 また、稀に、診察した時に病的変形（頭蓋縫合早期癒合症など）が発見されるケースもあります。そのため、速やかに受診することは極めて重要です.
治療の適齢期
ヘルメットを使った治療を行う場合は、頭蓋骨が柔らかくかつ脳が成長するスピードが速いうちに、治療を始めることが必要です。生後６ヶ月以上になると矯正が困難になるため、少しでも早めに診断を受けましょう。
